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「みち」シリーズ⑩
闇と光
―金光教の信仰から見た現代―
宮本 要太郎 編集/金光教全国学生会OB会 | |
発行年月 | 2018-12-09 |
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サイズ | 新書判・170ページ |
税込価格 | 880円 |
「はじめに―現代の難儀性と信心」より
現代社会は、教祖金光大神ご在世の江戸末期から明治初期の時代と比べると、はるかに文明が高度化し、身の回りには便利なものがあふれ、生活は豊かになった。確かにそうであろう。それでは、私たちの暮らしの中で、難儀は大きく減っただろうか。現代人の難儀は多様化しこそすれ、決して軽減などしていないように思う。現代において、新たに生まれる難儀もまた少なくない。難儀の現代性を具体的に見すえ、そこから現代の難儀性とお道の信心を考えてみたい。
「みちシリーズ」刊行のことば
全国各地で活動していた金光教の学生会を結集し、全国学生会協議委員会が組織されたのは、1957(昭和32)年のことであった。以来、激動の荒波を乗り越えて、その活動は今日なお継続されつつ、多くの人材が育てられてきている。その時々の学生たちの熱い思いを発表していく場として、機関紙『みち』が刊行されてきた。
私たち全国学生会OB会では、各自のこの道を思う情念と願いを、21世紀に展開していくために、ここに「みちシリーズ」を刊行することにした。